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2014年8月

2014年8月26日 (火)

出張先の鹿児島で、やっぱりうずく社長の浮気心! 第37号「社長紳士録」

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シリーズでは珍しく、小さな会社の社長の奮闘を描く今作。
大正製紙の常務から、子会社の大正製袋に出向し、社長に就任した小泉社長。演じるのはもちろん森繁久彌です。
年季の入った古いビルの一室。その社長室に顔をそろえるのは、「社長シリーズ」おなじみの男たち。

大正製袋の営業部長・富岡を加東大介が、総務部長にして宴会部長(?)の猿丸はやっぱり三木のり平が演じます。

そして大正製紙から社長と一緒に出向してきた秘書課長・原田には、小林桂樹。今作でも社長の一挙手一投足に振り回されております。いつものことながら、可哀想な役どころであります。

しかし、そんな不幸な小林桂樹にもようやく春が!? 今作品ではとうとう結婚までこぎつけますが……まぁ一筋縄ではいかないもので。
今回、社長一行が向かうのは九州・鹿児島。

公開当時、昭和40年代の九州は新婚旅行の行き先として大人気で、九州は新婚旅行のメッカとも言われていました。そんな当時の世相が、本作の原田夫妻の行動にもいち早く反映されています。
そして、その鹿児島で待ち受けるのは、日本澱粉の日当山社長。
演じるのはご存じフランキー堺です。「社長シリーズ」でさまざまな「変わった」人物を演じてきたフランキー堺ですが、今作品でも見事な鹿児島弁を操りつつ、社長に同行した猿丸を気に入り、抱きしめたり接吻したりとまさにやりたい放題。爆笑必至の怪演です。
もちろん、社長の浮気心も全開です。クラブのマダム(草笛光子)と鹿児島の芸者・はま勇(池内淳子)を相手にハッスルしております。
南国・鹿児島を舞台とした今作品は当初、正編・続編を合わせて「社長シリーズ」の最終作として企画されたものです(結局、シリーズ継続を望む声が多く、その後も作られましたが)。

「社長シリーズ」集大成ともいえるこの作品、「社長シリーズ」ファンならずとも必見の一作
です!


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2014年8月12日 (火)

クレージーキャッツがマカオに乗り込み大暴れ! 第36号「無責任遊侠伝」

マカオで海外ロケを敢行した第36号「無責任遊侠伝」、実は12号「香港クレージー作戦」と同時撮影です。海外ロケ作品が多いのも、クレージー映画がいかに人気だったかの証拠ですね。

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博打の才能だけはめっぽう強い上田ヒトシを演じるのはもちろん我らが植木等。今作でも、特技の博打以外はからっきしダメな主人公を生き生きと演じています。

脇を固めるのも、もちろんクレージーキャッツの面々。
博打好きで、上田ヒトシの相棒的な存在の阿波商事の花木常務にはハナ肇が、そして谷啓はストーリーのカギを握る謎の中国人・陳秀明を演じます。

もちろん女優陣も豪華です。
上田ヒトシの婚約者・泉カネ子には、植木等との相性もバッチリな浜美枝。賭け事がとことん嫌いな強い婚約者役を熱演していますし、阿波商事の社長令嬢・阿波啓子役には淡路恵子をキャスティングしています。

また、今作特有の珍しいキャストとしては、中国人女優の登場が挙げられます。谷啓が演じる陳秀明の妹・陳秀玉役を演じるのはパイ・ピン。さまざまなデザインのチャイナドレスを着こなす姿はさすがです!
新婦の靴のサイズから、街角の焼き芋屋台のイモの数まで、ありとあらゆるものを賭けの対象にして、しかもすべて勝ってしまう上田ヒトシの博才は、観ているだけでも気分爽快。当時の人々にも、快哉を叫んでいたのではないでしょうか?

あ、そうそう。

そんな博才豊かな上田ヒトシにも、ひとつだけ弱点が! ある動物がすごく苦手で、それがいると彼の博才もどこかへ行ってしまうのです……。もちろんその弱点が、物語のクライマックスには関係してくるのですが、果たして!?

博打をテーマにしていることもあって、ハラハラドキドキの展開が魅力の今作ですが、同時に植木等と浜美枝、そしてパイピンの三角関係や、ハナ肇の淡路恵子への淡い恋の行方など、ラブロマンスの要素もどうぞお見逃しなく!


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